映画「音響ハウス」
ほとり座高岡に、事前にネットで予約をして映画「音響ハウス」を見に行った。
コロナ禍で定員を半分の10名に限定しているホームページに掲載されていたが、平日といううことと、内容がマニアックな映画なので、上映10分程前に入店したが、私一人であった。
上映ギリギリにもう一人お客さんが入ってきたので、ちょっとホッとした。
映画「音響ハウス」は、東京・銀座に設立され、昨年創立45周年を迎えた「レコーディングスタジオ・音響ハウス」にスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。
今日のJPOPの基礎が築かれたと思われ、ミュージシャンとエンジニアの楽曲に対するこだわりやエンジニアの職人技が描かれている。
興味深かったのは、三木鶏郎の弟子の大森昭男氏のインタビュー!
大森氏は、はっぴぃえんど解散後に仕事がなかった大滝詠一を起用し、三ツ矢サイダー'73のCMをプロデュース。
三ツ矢サイダーシリーズは、「'74」、「'75」、「'76」、「'77」と続く。
(「'76」は、山下達郎)
当時、その斬新なCMに大きな衝撃とオシャレさを感じた。
大森昭男氏は、無名だったミュージシャン等を数多く起用し、プロヂュースしたCMが数々のヒット曲を生むこととなった。
タイアップ戦争が勃発である。
具体的には、資生堂とカネボウCM戦争である。
大森昭男氏は、資生堂のCMを数多くプロデュースしており、70年代の代表的な作品には、以下のようなものがある。
・1977「マイピュア・レディ」尾崎亜美
・1977「サクセス」宇崎竜童&ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
・1978「時間よ止まれ」矢沢永吉
・1978「君のひとみは10000ボルト」堀内孝雄
・1978「夢一夜」南こうせつ
・1979「燃えろいい女」ツイスト
・1979「微笑みの法則」柳ジョージ&レニーウッド
Amazonでググると、『みんなCM音楽を歌っていた【大森昭男ともうひとつのJ-POP】』田家秀樹著[徳間書店]から出版されていた。
さっそく、ポチっとして購入した。